大蛤
ごきげんよう。ねぶとりです。
5月(さつき)になりました。此処会津は、りんごの花の季節です。白い花びらにほんのり薄桃色が入った可愛い花達が、りんご畑を埋め尽くしまする。ねぶとりは、会津を住処にする以前、まあまあ温暖な場所を住処としておりんしたのでりんごの花を見たことが無く、初めて見た時の感動を思い出すと、花なのになんとなく甘酸っぱい感覚が蘇るのでありんすえ(^^♪ 食いしん坊の由縁でありましょうか?
山々には紫色の山藤が所々木々に絡みついて、咲き誇り、まさしく新緑が「山笑う」という言葉の如しで、5日には、立夏(りっか)・・・暦上では、夏の始まりとなるのでありまする。
ところで、毎年春になるとウグイスが境内で美しい鳴き声の練習をしていたのですが、この春は聞く機会が無く寂しい限りでありんした。ウグイスは恥ずかしがり屋さんで、声は聞けても中々姿を見せませぬ。鶯色といわれる色はメジロの姿と間違われたとも。メジロは人懐こく、菓物等を木の枝に刺しておいたりお皿に置いておくと目の前まできてくれるのでする。メジロは、まさしくウグイス餅の様に可愛い姿で10数羽位の集団で移動しているよう。それに引き換えウグイスは、単独行動で体色はウグイス色というより目立たない、木に同化してしまうような地味色で、あの美しく響くさえずりは自分のテリトリーの主張とも。里でちゃんと鳴けるようになると、山へ移動し繁殖活動をするのだとか。来春は、来てくれるかしらん(**
初夏といえば、最近、蛤(はまぐり)を知人から沢山送って頂き、ひさかたぶりに焼いたり酒蒸しにしたりと、幼き頃からの浜の味を懐かしく堪能した次第でする。聞いた話では、初夏の風物詩であった潮干狩りも、限られた浜で有料となり養殖の貝を砂浜に入れ、貝自体も小さく、また波辺は高額の有料駐車場と化し、貝よりも人間様の方が多い様なのだとか・・・ねぶとりが浜で自由に波と遊びながら貝掘りをして沢山の貝を拾っていたのは、もう夢の中の出来事の様になってしまっているのかと。初夏から夏の賑やかな季節以外は波音だけの、それこそ誰も居ない海♪潮風に吹かれながら地平線の向うへ思いを馳せたり・・・なのに今じゃサーファー天国! ぼーっとしてんじゃありませんことよ(+_+)
そういえば・・・春から初夏の気象現象で蜃気楼(しんきろう)、特に富山湾の蜃気楼が有名でするが、蜃気楼は人間界では大気中の冷気層と暖気層での境界に光の屈折で起き、遠くの景色や物体が逆さまに見えたりする現象となっていまするが・・・「ミラージュ」とか、小洒落た言い方もされまするが、暖かな日に道路の先に見える逃げ水という現象も蜃気楼の一種だそう・・・妖怪の世界では、海の中に大蛤が住んでいて、大蛤が気を吐いて海上に蜃気楼となって表れているのでありんすえ。どんだけ大きな蛤なんやろか?さすがのねぶとりも未だ海底深くに住む大蛤には出会えたことがありませぬが、昨今の温暖化やら、海の汚れ具合、それこそ中々普通の蛤さえも簡単には食せない今、大蛤は無事に蜃気楼作ることできているんやろか・・・ま、妖怪やから、どこぞの海でいびきかいているやもしれませぬ(*^^)v
では、また次回。
